こんなに長くピアノを続けて(しかも結構、いい年になって)人生で初めてコンサートを開催いたしました。
開催するどころか、出演する事すら初めてです。
まさかこんな日が来るなんて……!
「すいとぴー本牧三溪園」様は Chill Cafe の盛況がきっかけで伺わせていただける事になった施設です。
今回ご依頼くださったすいとぴー様、お客様やスタッフの方を含めたChill Cafeに関わる全ての方に感謝しております。
コンサートを開催するにあたり「利用者様ひとりひとりが、その日の主役になれる事」を一番大事にしようと思いました。
「コンサートに一緒に参加できたり、懐かしい曲に思いを馳せる事ができるプログラムにしたい」と考え、利用者様が一緒に歌える曲目や、利用者様のお孫さんも参加できるコーナーを用意いたしました。
司会も急遽!利用者様にお願いいたしました。
当日はすごく緊張しましたが、そんな私をよそに、司会をお願いした利用者様がたくさん話しかけてくださり、笑わせてくださり、突然「きよしこの夜、歌って!私、ハモリますよ!」と、無茶振りされたり(笑)
とても楽しくて、ずっと笑っていました。
おかげさまであたたかい雰囲気の中で演奏する事ができました。本当に楽しかったです。
コンサートが終わった後に、ひとりの利用者様とお話しさせていただきました。
なんと!このピアノは利用者様のお兄様が弾いていたピアノを寄付したものだそうです。
「涙が出ちゃうわ」と涙ぐんでおられました。
自分が知らないだけで、誰かにとって大切なピアノである事、楽器も人間と一緒に同じ時間を過ごしたのだと思うと、どんなときでも大切に弾かないといけないと改めて思います。
この度はたくさんの事を考え、学び、経験させていただける貴重な機会となりました。
本当にありがとうございました。
「すいとぴー 本牧三溪園」の皆様、今日はお聴きくださりありがとうございました。
良いお年をお過ごしください。