このページには、私が「大人と子どもが一緒に過ごせる居場所づくり」をしたいと思ったきっかけになった出来事を書きます。
令和6年(2024年)8月23日(金) 大人と子どもが一緒に過ごせる「Chill Cafe&縁日」を開催しました。
何日もかけてこの記事を書いていますが、どうしてもダラダラと自分の事を語るような文章になってしまいます。ごめんなさい。上手に、すっきり書きたいのになぁ。
〜 Chill Cafe&縁日を開催したきっかけ 〜
-数年前の話-
私は困難に直面した子ども(特に社会的養護が必要な子ども)をサポートする仕事をしていますが、今年の3月までは、真夜中に薄暗い場所で一人で働けるアルバイトをしていました。
そのアルバイトを始める前は、引きこもりをしたり、あまり人には言わない方が良さそうな方法で日銭を稼いだり、あまり良くない人間関係を構築したり、ここにはとても書けないような日々を送っていました。2年くらい。
今の仕事をしていなければ、書きたいんですけどね(笑)もしもこの記事を見た子どもが真似でもした日には本当に取り返しがつかないので、書かないでおきます。
身近な人があまり良くない行動をしていると「自分もやっていいや」「自分もやっちゃおう」と思ってしまう事は、本当によくあります。
-真夜中の病院で-
引きこもり生活が2年以上経った頃、突然、心身と経済を安定させたくなりました。わかりやすく言うと貯金が無くなってきた(笑)
しかし、昼間に外に出て人間と一緒に働く事は、その頃の時の私にとっては眩しすぎたので、真夜中に一人で働ける仕事を探しました。
たどり着いたのは真夜中の病院の中の売店。望んだ通り、真夜中に薄暗い場所で一人で働いていましたが、交代で顔を合わせる60代、70代のおばちゃんたち4人が、いつもいつも気にかけてくれました。
いつもおやつや飲み物を買ってくれたり、帰る前には「忘れ物無い?」と毎回聞いてくれたり、風邪を引いたときには家に食べ物を届けてくれました。
-誰も教えてくれなかった「生きる方法」-
おばちゃんたちは「まだまだお母さんに甘えたい歳なのに、頑張り屋さんね」と言ってくれたり「いつも自分がしたいようにしなさい」と言ってくれました。
一番心に残っているのは、本態性振戦があり手がふるえてしまう私に「私 (おばちゃん) も入院して、仕事で頭を動かす事がリハビリになっているから、あなたも自分のリハビリのためにピアノを続けなさい。自分のためにやるの。」と教えてもらえた事です。
私は人の役に立つためだったり、お金になる事じゃないと、ピアノは弾いちゃいけないと本気で思っていて「自分のためにピアノを弾く」なんて考えた事がなかったんです……!
おばちゃんたちは、どんな人生を送ってきたか、辛い事があったときの乗り越え方、もしかしたら世間話のつもりだったかもしれないけれど、私にとっての「生きる方法」をたくさん教えてくれました。
私は「もっと早くこういう事を教えてくれる人が近くにいたら、私はもう少し早くどうにかなっていたかもしれない」と思うようになります。
-子どもが大人と関われる居場所があったら-
アルバイトを始めて半年くらい経った頃、本当にひょんな事からChill Cafeを開く事になりました。
Chill Cafeのお客さんも売店のおばちゃんたちと同じように、いつも優しく接してくれて、楽しくおしゃべりをしているだけで「生きる方法」をたくさん教えてくれます。
そしてまたひょんな事から、私は様々な困難に直面した子ども(特に社会的養護を必要とする子ども)をサポートする仕事に就く事になります。
そこで「社会的養護を必要とする子どもたちが、家族以外の大人と関わる事の重要性」を勉強しました。
Chill Cafeは高齢者の集いの場だけど、いつか子どもたちの居場所にもなるカフェになったらなぁ。
そのような事を想定して開催したのが、今回の「Chill Cafe&縁日」です。ふぅ。長くなっちゃった。伝わったかなぁ。文章で伝える事が上手くなりたいです。
-終わりに-
長い文章をここまで読んでくださりありがとうございます。
今回は子どもたちの夏休み期間中に実験的に開催しましたが、いつか定期開催できると良いなと思っています。